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AWARD 2006
Masahiro WADAMika AOKIYasuaki ONISHIMotomasa SUZUKITakeshi ABEMio IIZAWAShino ECHIGO KikuprojectMika KUSAKARIAkihiro KOTANIShunya KONISHIAi SUGIURATokyo Modernart MusumeNobuhiro HANAOKAEmi MATSUNAGADaigoro YONEKURA
 
優秀賞
杉浦 藍東京 タイトル ALPINE POST English / Japanese
1982年 (愛知) 生まれ
ジャンル:立体作品
作品発表歴
2006 「棲息の密度」 (東京/武蔵野美術大学)
制作意図/アピールポイント
子供の頃、よく広告の裏や下敷やノートに絵を描いたりシールをはったりしていました。その頃から持っている、何もない無地の紙を見てものたりないと思う感覚は、何もない空間に何か加えたくなる感覚へ変化して、今私は、そんな風に紙の上の二次元上に現れたものを三次元の空間に現わそうとしています。それはごく単純な動機からのことで、「見てみたい」という気持ちからの行為なのです。紙の上から三次元の空間に現れたものは、お話の中から現れたような、リアルでない違和感があります。でも、三次元の世界に現れたものは私に近い存在であり親近感がわいてきたり、さらに同じ時間を過ごすことで愛着もわくのです。今日「Simple is best」の考えが人々に浸透していて、私もつい無意識のうちにシンプルなものを選んでいます。でも個性を出したいという気持ちももちろん持っているのです。しかし、ただ単に奇抜なものは見ている相手を動揺させるだけで、面白いかというとそうでもなかったりします。なんでもやり過ぎるのは逆効果になってしまったりするのです。そうなるといったいどのくらいが「simple」であって「best」なのだろうかと考えてしまいます。ネームバリューもなく高級素材でもなく、ごく有り触れた素材なものの中に、おっと目を引く要素を持ったものがそれに当たるのではないかなと思っています。FRPという素材を使うのはその考えからもあって、FRPのような人工的で生活用品に使用されているものから、有機物のもつやわらかな素材感が表現できたらいいなと思います。さらに規則性のある配置や抽象的で幾何学的な形を用いることで、それらの形体から私が感じるリズムのような心地よさを感じさせたいと思っています。それは、眠れないときに頭の中でひつじの数を数えているような、そんな気分に近いんだと思います。制作をすることで心地のよい形や居心地のいい空間を探し、それを表現することで、見る側の人と共有できたらいいなと思います。